ご自宅で授業が受けられるので、授業のために移動をすることなく、安心な環境で学習をすることができます。
講義部分は動画によるオンデマンド授業。自分のペースで学習することができ、受講期間内であれば動画授業を何度でも繰り返し視聴できるので、じっくり学びを深めることができます。
実技演習は双方向型のライブ授業なので、指導教員や同期の受講生とのコミュニケーションを通し、より対面型に近い形で学習を進めることができます
実技演習授業は土曜日に開催。平日はお仕事で忙しい方も、週末に集中して受講することができます。
・子ども英語(幼児・児童英語)指導者として必要となる要素や適正
・第二言語習得理論と発達心理学の基礎と、早期英語教育における指導者の役割
・フォニックスを用いた指導法
・幼児対象の英語指導におけるテクニック
・小学校低学年から高学年までの発達段階に応じたレッスンプランの作成方法と、さまざまな指導法
・小学校学習指導要領の理念と、小学校外国語教育に関する知識
授業時間数 | 約60時間 |
開講時期 | 次回開催:2024年1月期コース(1/27~3/16) |
授業曜日 | ライブ授業:土曜日
動画授業:オンデマンド型(受講期間中繰り返し視聴可能) ※ライブ授業日は当校があらかじめ設定 |
授業時間 | 土 前半 10:00〜12:30(2.5時間) 後半 13:30〜16:00(2.5時間) ※ライブ授業(ZOOM) ※一部日程は10:00~17:30 |
受講料 | 入会金 11,000円(税抜価格 10,000円) |
授業料 198,000円(税抜価格 180,000円) |
※授業料内に5万円相当の教材費も含まれています。
※受講期間中に修了が出来ず、受講延長を要する場合には延長料金(5,500円)が発生します。
オンラインコースを受講される場合は、インターネット環境および、受講用の機器が必要となります。
受講環境については、ご自身でご用意いただきます。
・インターネット接続環境
・スピーカー、マイク、カメラ付きのパソコンまたはタブレット等のデバイス
・Zoomアプリケーションのインストール(アカウント登録は不要です)
使用するシステム
双方向授業:ウェブ会議ツールソフト(Zoom)
動画授業および課題提出:eラーニングプラットフォーム(Cloud Campus)を使用します。
推奨環境
【ZOOM】
maxOS XとmacOS 10.9以降
Windows 7 8または8.1 10
※Windows 10を実行しているデバイスの場合、Windows 10 Home、Pro、またはEnterpriseを実行する必要があります。Sモードはサポートされていません。
【Cloud Campus】
maxOS 10.13以降 Safari、Chrome
Windows 8.1 10 Chrome、Edge、Internet Explore11
※Windows RTは非対応です。
タブレット
iPad iOS12 iPadOS Safari
Android 7、8、9 Chrome
スマートフォン
iPhone iOS12、13 Safari
Android 7、8、9 Chrome
最新の利用環境は各システムのHPよりご確認ください。
なぜ子どもに英語を教えるか
神田外語大学外国語学部英米語学科の田中真紀子教授による講義授業です。子どもに英語を教えることの意義と、何を、どのように指導すると良いのかのポイントを解説します。
英語音声学
この授業では、英語音声学の基礎となる内容を学習します。子どもたちに英語らしい発音を身に付けてもらうためには、それを指導する側が正確な英語の音声を身に付ける必要があります。この授業では、国際音声字母に基づくアルファベットの各音の発声の仕方や、音声記号の読み方を学習します。
子どもの言語習得
子どもが母語以外の言語を学ぶにあたり、母語習得や第二言語習得の理論から言語習得の特徴を理解することは非常に重要です。この科目では、発達心理学、認知心理学、言語脳科学から見た子どもの言語認識と学習過程を理解することにより、授業を運営するときに直面するさまざまな状況に対応できる力を育成します。また、学問としての理論ではなく、児童英語指導の実践を支えるための理論の習得を目標とします。
小学校英語の理念
加速度的にグローバル化する現代社会において、初等教育現場における外国語教育の必要性がますます高まっています。子どもたちを取り巻く外国語学習の環境が変容し続ける中で、指導者は子どもたちがなぜ・どのように外国語を学ぶのかを正しく理解する必要があります。この科目では、日本国内の小学校において外国語教育が取り入れられた経緯と、その目的・理念について理解し、小・中・高等学校の外国語教育全体を見通した際の小学校における役割について考えます。また、多様化がすすむ教育現場における指導者の役割についても学びます。
レッスンプランニング
子どもたちが安心して授業に参加し、興味をもって外国語学習に取り組むためには、指導者自身が「いつ」「何を」「どのように」行えばよいのかをしっかり把握しレッスンプラン(指導計画)を作成する必要があります。この科目では、年間指導計画、単元指導計画から見た1時間の授業の組み立て方を学び、またこの授業までに学んだことを活かして、レッスンプランを作成します。また、各学年にあった題材選定や教具選びについても実例を通して学びます。
小学校英語(活動型・教科型/学習評価)
学習指導要領に示されている「外国語活動(小学校3・4年生)」と「外国語科(5・6年生)」の指導目標と内容を理解し、小学校英語で使用されているテキストの『Let’s Try!』(外国語活動用)と、小学校外国語検定教科書から指導内容例を取り上げ、授業を行う際の手法やポイントを学びます。また、小学校英語における評価の考え方と評価方法例についても学習します。
クラスルーム・イングリッシュ
英語によるコミュニケーションを日常生活の中で意識させるには、指導者が教室内での子どもたちとのやり取りを英語で行うことが効果的です。さらにクラスルーム・イングリッシュを活用することで、日本人指導者と外国人ALTとのコミュニケーションを円滑にする手助けとなります。この科目では、学校内、教室内で使用する基本表現を学び、授業内で効果的に英語を使えるようになることを目標とします。
フォニックス教授法
小学校で英語の「読み」「書き」の指導を行うためには、土台となる文字の正確な「読み」ができなければなりません。この科目では、子どもたちの英語の音に対する認識を高めるための方法と、音と文字の関係の指導に広く使われているフォニックス指導の基本について学びます。受講生は正確な音をマスターし、文字指導につなげるためのさまざまな手法を身につけます。
幼児への指導法
この科目では、幼児期の子どもが英語を学習するにあたって、指導者がどのような点に注意し、クラス運営を行うべきかを学習します。特に、子ども達が楽しく英語に親しめるようなテーマ選び、歌・リズム指導の実践方法、多彩な教具の活用例、英語環境づくりの工夫などについて実例を通して学びます。
低学年への指導法
小学校低学年(1・2年生)への英語指導の技術を身につけます。この科目では、低学年の特徴と、幼児との違いを理解するとともに、発達心理学を踏まえ、認知レベルを考慮したアクティビティ(歌、チャンツ、読み聞かせ、ゲームなどの言語活動)を紹介します。また、受講生自身が先生役となり実践的に指導スキルを学びます。
中学年への指導法
小学校中学年(3・4年生)は、いわゆる言語の臨界期を迎える年齢の子どもたちであり、また小学校では外国語活動として週1回の英語学習を行う段階です。この頃の子どもたちの発達段階的な特徴と、小学校での学習内容などを踏まえた様々なアクティビティや、文字指導につなげていく方法などを取り上げ、指導技術のレベルアップを目指します。
高学年への指導法
小学校高学年(5・6年生)は、論理性が発達する年齢であり、また小学校においては「外国語科」で週2回の英語授業を行う学年です。「聞く」「話す[やり取り・発表]」「読む」「書く」の4技能5領域を使った様々な言語活動例を紹介し、子どもたちの英語によるコミュニケーション力やプレゼンテーション力を育てるための指導方法について学びます。
異文化・国際理解教育
国際理解教育の本質は、「自己」と「他者」をどのように認識し、それぞれいかに自己の態度・行動につなげていくかということです。国際理解教育では、異文化を知ることにとどまらず、異文化を通して自国の文化を再認識し、異文化を尊重する態度や異文化をもつ人々と生きていく実践的な能力、資質を育てていくことが求められます。この科目では、国際理解を深めるための学習活動について具体例から学び、また異文化理解の入口として子どもたちが親しめる「ハロウィーン」や「クリスマス」といった行事の要素を取り入れたレッスン運営の方法・工夫について学びます。
レッスン見学
神田外語キッズクラブの直営こども英語教室のレッスンの様子をご覧いただく機会をご用意しております。実際の教育現場で子どもたちに英語指導を行う場合には、レッスンプランに記載している内容を実践するだけではなく、子どもたちが安心して、楽しく言語活動が行えるよう、クラスコントロールに気を配り、時にはペアの指導者と的確にコミュニケーションを行うことも大切です。レッスン見学にご参加いただくことで、1回のレッスンの流れを確認でき、また参加している子どもたちのリアクションなど、机上の空論ではない指導現場の様子をご確認いただけます。
※オンライン見学(録画授業)となります。
教育演習
当講座の集大成として、これまで学んできたことを活かして模擬レッスンを行います。受講生は指導年齢・学年とテーマなどを決め、対象となる子どもの年齢・学年にあわせたレッスンプランと副教材・教具を作成し、先生役となって演習課題に取り組みます。課題提出後には、講座担当講師からのフィードバックやアドバイスがありますので、学習のまとめとして自らの演習の様子を振り返るとともに、改善点などを確認することができます。
1. 双方向ライブ授業への8割以上の出席
2. 動画授業視聴後の課題提出
3. レッスンプラン課題の提出及び教育演習への取り組み
※1から3を満たし、規定の成績を修める必要があります。
・POP UP ENGLISH BOOK1 ワーク①、Pre③セット
・フォニックスvol.1セット
・オリジナルハンドアウト集
・『New Horizon Elementary English Course 5』(東京書籍)
・『New Horizon Elementary English Course 6』(東京書籍)
・『New Horizon Elementary English Course Picture Dictionary』(東京書籍)
T.Tさん
仕事をしながらのオンライン受講でしたので授業についていけるか、授業日以外に視聴する動画授業や課題をこなせるかなど最初はとても不安でした。でも、講師の先生方ご自身の経験を交えながらの授業はとても分かりやすく、毎回とても楽しかったです。対面でないと難しいと思っていた指導練習やグループワークも毎回生徒それぞれに丁寧なフィードバックを下さり、グループワーク中には講師の先生が各グループを訪問してアドバイスをくれるなど対面と変わらないクオリティであったのではないかと思います。オンラインコースならではだと感じたのは、パソコンやタブレットという限られた画面の中でのカードの見せ方や指導の仕方など、コロナ禍で浸透し始めたオンラインでの授業の際に気を付けるポイントなどを教えて頂けたことだったと思います。今後、もしオンラインで指導をする際にはとても役に立つ内容であったと思います。また、オンライン受講でなければ出会えなかった全国各地の同じ目的を持つ受講生の皆さんと共に受講することができたことは私にとってとても良い刺激となりました。あっという間の3ヶ月間でしたが学んだことはとても多く、多様な学びの機会を提供して下さったこの講座に大変感謝しております。本当にありがとうございました。
M.Iさん
小学校の英語専科として知っておきたい知識をしっかり学ぶことができ、また、動画授業は視聴期間中、自分が納得できるまで復習ができております。講義では、大脳生理学の観点からの言語習得を踏まえて教授法を考えることができたり、フォニックスに関する専門的な知識をプロフェッショナルな講師陣より学ぶことができ、言語習得、外国語としての言語習得を踏まえて英語の指導と児童の関係を考えていくことができるようになりました。また、29年度改訂の学習指導要領に関する理解も深まっていきました。ただいまこの講座で学んだ知識を小学校の英語専科という教育現場で応用するよう日々努力しております。ありがとうございました。