英検®は何歳から受けさせるべき?時期の目安や対策、英検Jr.®との違いも解説

  • おうち英語学習のヒント

 

「英検®、英検Jr.®ってどんな試験?」
「何歳くらいから受験すればいいの?」
「受験対策はどうすればいい?」

 

幼稚園〜小学生のお子さまがいる方の中には、こんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。中学受験に向けて、早めに英検®を受けさせたいと考えている方もいらっしゃると思います。目安としては、小学校の入学前後から英語教室に通って英語に慣れ親しんでいる場合であれば、小学校3〜4年生で5級に挑戦するのがよいでしょう。

 

この記事では、20年以上の児童英語講師歴を持つ佐原先生のお話に基づいて、

 

  • 英検®と英検Jr.®の主な違い
  • 受験時期の目安
  • 英検®受験の対策方法

 

を解説していきます。最後まで読んでいただき、受験の参考にしていただければ幸いです。

 

※「英検」は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
※このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。

記事監修 佐原里香先生

佐原先生

神田外語キッズクラブ シニアインストラクター。幼児から小学生までクラスを担当する、キャリア20年以上のベテラン講師。子どものレッスン以外にも、児童英語講師養成講座(J-SHINE®資格取得講座)での指導や新人講師研修など、未来の指導者の育成にも尽力している。明るい声と笑顔が絶えないクラス運営で、子どもから大人まで信頼される人気の先生。英検®対策コースの指導も担当し、きめ細やかなフォローで多くの合格者を輩出。

1.英検®と英検Jr.®の主な違い

英検®と英検Jr.®の2種類の試験について、受検の目安やメリットなどの主な違いをまとめました。

 

1-1.試験内容

■英検®5級/4級

リーディング、リスニング
(希望制でスピーキングも受験可能)

 

■英検Jr.®

リスニングのみ

 

英検®はリーディング問題とリスニング問題の2種類です。5級と4級には2次試験はありませんが、希望者はオンラインでスピーキングテストを受けることもできます。試験結果には影響しませんが、習熟度チェックのためぜひチャレンジしてみましょう。英検Jr.®はリスニング問題のみで、オールカラーの問題冊子の解答欄に丸をつける方式です。マークシートではなく、CDから流れる英語を聞いてそれに合ったイラストなどに丸をつけるので、子どもでも分かりやすく、取り組みやすいテストになります。

1-2.試験結果

■英検®5級/4級

合否で発表

 

■英検Jr.®

正答率で発表

 

英検®はスコアとともに合格/不合格が判定されます。合格の場合には個人成績表と合格証が発行されます。不合格の場合でも成績表を確認することによりどれくらい出来ていたかがわかるので、次回の検定に挑戦する際の指標となります。

英検Jr.®は合否の概念がなく、正答率が書かれたREPORT CARD(個人成績表)とCERTIFICATE(成績証明書)が発行されます。100%中どれだけできたかが示されるので、子どもにどれくらい「英語を聞く力」が身についたかが分かります。

1-3.受験の目安

■英検®5級/4級

英語学習経験がある小学校中学年(3・4年生)頃〜

 

■英検Jr.®

英語学習経験がある幼稚園年中・年長、小学校低学年頃~

 

詳細は後述しますが、英検®5級は英語学習経験がある小学校中学年以上が受験の目安です。英検Jr.®で最も下の級位のBRONZEは、英語教室で半年〜1年程度英語に触れていれば挑戦できるレベルです。ただし、問題を理解できる習熟度になっていても、幼稚園年少(3・4歳)の場合はペーパー版でもオンライン版でも解答するのが難しいことがある(筆圧が低い、パソコンが使えない等)ため、しっかりと鉛筆を持って丸がつけられるようになってから挑戦するのがよいでしょう。

 

ちなみに英検Jr.®には、BRONZE、SILVER、GOLDの3つの級位があります。

BRONZEで80%の正答率が取れたらSILVERに、SILVERで80%の正答率が取れたらGOLDに挑戦すると、よい力試しになるでしょう。SILVERは英語の文字の学習経験もある小学校中学年、GOLDは高学年が目安となっています。

1-4.受験のメリット

■英検®5級/4級

・習熟度の確認ができる
・資格として中学受験などで役立つことがある

 

■英検Jr.®

・習熟度の確認ができる

 

英検®、英検Jr.®ともに英語の習熟度を測れるというメリットがあります。特に英検®の場合、合格により子ども達の英語学習に対するモチベーションの向上や自信につながるだけでなく、どれだけ英語の基礎力が身についたかの証明にもなります。さらに、英検®の場合は資格として認定されるため、取得級位によって中学受験などで内申点の加点を受けられる場合もあります。具体的な内容は英検®の公式サイトで検索できるので、参考にしてみてください。

 

>受験・進学に「効く」!中学 英検入試活用校検索(外部サイト)

2.英検®5級受験の目安は小学3〜4年生から

英検®5級に挑戦するタイミングは、小学校入学前後から英語教室に通っている子どもであれば、小学3〜4年生を目安にするとよいでしょう。英検の公式サイトでは“レベルはおよそ中学初級程度”と表現されていますが、家族や食事、天気、自己紹介など、子ども達にとって身近な事柄が題材として出題されます。これらのテーマは、英語教室に通学している小学生の多くにとっては慣れ親しみのあるテーマです。

 

つまり、小学校入学前後から英語に触れ始め、ある程度の習熟度に達している子どもであれば、小学3〜4年生でも合格できる可能性があります。神田外語キッズクラブでも、小学3〜4年生で5級、5〜6年生で4級に挑戦するケースが多い傾向にあります。

 

小学1・2年生頃までは英検Jr.®に挑戦して、テストを受ける感覚に慣れておくとよいでしょう。

 

(参考:5級の試験内容・過去問 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会)

3.とはいえ独学での英検®対策は難しい

小学校で英語が必修化されたとはいえ、小学校の授業だけに英検®対策を頼るのは困難と言えます。テキストを買って独学でカバーすることもできるかもしれませんが、初期の段階で基礎に穴を空けてしまうと、結局後に学び直すことになってしまいます。独学で5級に受かるケースもありますが、土台が揺らいでいると4級以上で非常に苦労します。

 

一番の対策は英語教室に通学してリスニングとリーディングのための基礎力を身につけることですが、短期の英検®講座などを探して対策のポイントを身につけながら効率的に学ぶのも効果的でしょう。

4.英検®対策講座なら神田外語キッズクラブ

短期の対策講座を探している方には、神田外語キッズクラブが開講している英検®対策講座がおすすめです。

 

  • 全8回完結の短期講座でポイントを押さえた学習ができる
  • ベテランの児童英語講師が講座を担当
  • 神田外語キッズクラブ会場で受験に挑戦できる

4-1. 全8回完結の短期講座でポイントを押さえた学習ができる

合格を目標とする級で出題されるトピックや文法項目など、毎回テーマを絞って効率よく学習を進めます。オリジナルワークシートを使って細やかな指導を行いますので、英検®に初めて挑戦するお子さまも安心です。キッズクラブに通学されていないお子さまも短期講座にご参加いただけますので、お気軽にお問い合わせください。

4-2. ベテランの児童英語講師が講座を担当

キッズクラブの幼児から小学生までのレッスンで指導経験が豊富なベテラン日本人講師がお子さまの指導を担当します。お子さまが学習に立ち止まった際の声掛けや、苦手ポイントの克服など、細やかなフォローが強みの講師ばかりです。お子さまが不安なく英検®に挑戦できるようバックアップいたしますので、分かりにくい部分は是非何でもお気軽にご質問ください。

4-3. 神田外語キッズクラブ会場で受験に挑戦できる

神田外語キッズクラブでは、学院教室(東京都千代田区/神田外語学院内)と大学教室(千葉県千葉市/神田外語大学内)が英検®準会場として登録されています。

キッズクラブの英検®対策講座をご受講いただいたお子さまはキッズクラブを通して準会場受験が可能となります。本会場でいきなり申し込むのは不安、申込方法が分からない、そういった方も是非ご安心ください。

 

神田外語キッズクラブの英検®対策講座のお問い合わせは、ホームページからお気軽にどうぞ!

*「英検®対策講座についてのお問い合わせ」とご記載ください。
*教室によって開講時期や対象の級が異なります。詳しくはお問い合わせください。

5.まとめ

この記事の内容をまとめます。

 

英検®と英検Jr.®の主な違いは以下の通り

英検®5級受験の目安は小学校3〜4年生から

独学での対策は難しいため、英語教室などに通うのが効率的

 

このコラムを参考にして、英検®合格を目指してお子さまをサポートしてあげましょう。

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